
優秀な人が「人の管理」をするべきではないという提言
販管費のコントロールに関して考えるときに必ず人件費の問題にぶつかります。人件費はリストラすれば削減できます。また、給与を下げる事でも削減できます。ですが、当然そんな簡単にはできませんし、組織が崩壊してしまいます。
そこで、今いる人材をうまく生かしながら人件費を削減していく方法を考える必要があるわけです。社員が30名程度の中小企業であれば優秀だと思われる社員は5人~10人くらいはいるはずです。
「優秀な社員」の定義は曖昧になりますが、ここでは仮に「客先に出しても問題なさそうなレベル」くらいで定義します。
ここで一つ質問があります。御社のその優秀な社員は「誰かの面倒をずっと見続けていませんか?」という質問です。
日本の会社に限らず、もしかしたら農耕民族系全体がそうなのかもしれませんが、「優秀な人が複数の平凡な人の面倒を見る」というのが割と当たり前に考えられて組織が作られています。
本当にこれが合理的なのかという提言をしたいと思います。
現代社会においてはみんなで均一な労働をして成果を上げるよりも、より優秀な人が成果を上げる方が効率が上がる可能性が高いのです。
特にこれを加速させるのがAI社会の到来です。これから先は優秀な人がAIを実装してより優秀になります。時代の変化に中小企業等の小規模組織も適合させていく必要があります。
中小企業に本当に管理職は必要なのだろうか?
もう一点の提言は「マネジメントは本当に必要なのか?」という提言です。マネジメントとは何でしょうか?例えばマーケティングと同様に抽象的な言葉はふわりと仕事をぼかします。
「社員への指導」をマネジメントと定義するのであれば、「仕事を教える」「ルールを守る」「数字を達成させる」あたりが該当するでしょうか。それは社員30人程度の会社であれば社長一人がやれば充分ではないでしょうか?
いや、社長の負担が大きすぎると思うかもしれませんが、よく考えてください、小学校の1クラスは30人程度です。社長に該当する担任の先生は一人でクラスを運営しています。
大人だけの組織でなぜ、30人の組織に担任の先生が5人も6人も必要なんでしょうか?学校よりも会社は自由が利きます。仕事を教えるのも、会社のルールを守らせるのも直接教える必要はありません。オンラインで動画を見せれば理解させることができます。
数字を達成できていない社員もデジタル情報ですぐに把握することができます。そこまで手間がかかるでしょうか?漠然と常識にとらわれて無駄なことをしていないでしょうか?
優秀な社員が現場に戻れば給料も利益も増えるという大胆な提言
ここではリストラに関する話と併せて、「優秀な社員の働き方改革」を提言したいと思います。結論から言えば、優秀な社員には現場に戻ってもらいどんどん稼いでもらう。
そして、優秀な社員には人の面倒を見させないで、利益を上げてらもう代わりに給料は増やす。会社の利益もそれに連動して増えていくという考えを提言します。
では、優秀ではない人はどうするのか?その点に関しては後続の章で触れていきます。
今回、本編で提供する解説動画、補足解説、ツールです。







今回の本編解説の目次です。
| 第9章 リストラをすると優秀な人から辞めていくという話は「嘘」 | |
| 1 | リストラを開始して最初に辞める人は元から辞めたかった人 |
| 2 | 優秀な人はリストラをするから辞めるわけではない |
| 3 | 優秀な人がやっている仕事が無能な人の管理であるケースが多い |
| 4 | 優秀な人に「無能な人の管理」をさせず、稼いでもらう |
| 5 | 優秀な人が稼ぐ組織になると会社の固定人員は減る |
| 6 | 優秀な人に稼いでもらい、短期間で正当な報酬で反映する |
| 7 | 一見すると優秀と思われている人が実は稼げていない事もある |
| 8 | 優秀な人は会社の規模やブランドよりも仕事の本質を見ている |
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