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借金は事業成長のために欠かせない?では、実際に事業が成長して儲かってますか?

6章の借金に関する解説にあたり、借金をしなければ事業成長は不可能ではないかという疑問が抜けきらない人もいると思います。確かに、事業成長において借り入れのレバレッジを用いて伸ばしていく事業もあります。

経営者の中では孫正義さんはその典型例でして、借金で事業を伸ばしていくタイプです。ただ、ソフトバンクはずっと手元現金も増えています。昔から、YahooBBの立ち上げ、ヴォーダフォン買収、PayPayの立ち上げ、全部、利益率が非常に高い事業なのです。


利益率の高い事業を立ち上げて、借金をしてレバレッジを掛けて市場を抑えるという方法は、うまくいけば実際に手元現金も増えていき、儲かる状況にはなります。

ところが、「それほど儲からない事業」にレバレッジを掛けて借金をするとどうなるでしょうか?逆に手元資金はどんどん減少していきます。決算書上は利益が増えていても手元資金は減っていきます。

売れば売るほど手元現金が減っていく

利益率の低いビジネス。粗利率の低いビジネスに該当しますが、こういったビジネスモデルは法人取引を中心に行う場合に、支払いサイトが長いため、売上を急激に伸ばすと資金繰りが苦しくなります。

この点を理解せずに、聞きかじった知識を基に「孫正義も借金をして会社を大きくしたんだから自分も」なんてことをやってしまうと痛い目を見ます。

自分が持っているビジネスの特性を見ながら借金や資金繰りを考えていかないといけないわけです。これは販管費経営にもつながる考えで、自分の会社の特性を理解して、販管費を削減していかないと誰かの真似をしてもうまくいかないのです。

現金減少のラットレースから脱出する方法

売上や利益は伸ばしたい。でも、資金繰りが苦しくなる。このラットレースから抜け出す方法を考えなければなりません。もちろん、安易に新規事業をやるべきだなんて「ふわっとした」解決策は提示しません。

新規事業だって当たるかはわからないわけですから。まずは、「既存事業」を「儲かる事業」に変える。すなわち手元現金を増やしていく事業にしていく方法を考えます。

今回、本編で提供する解説動画、補足解説、ツールです。

本編で提供されるもの
解説動画
補足解説
手元現金増シミュレーター
資金繰り表シミュレーター
販管費×運転資金流出シミュレーター
AIコンサルツール
質問・リクエスト

今回の本編解説の目次です。

販管費経営 目次

第7章 「儲かる事業=手元現金が増える」これが商売の原理原則
1黒字であっても、手元現金が減っては意味が無い。資金繰りと黒字化の両立術
2売上が増えるほど苦しくなる?資金繰り表を作る理由。
3「売掛金」は顧客に預けている資産である。早期回収のススメ
4販管費という名の「投資」がいつ現金で戻るかを把握する
5儲かる事業というのは正しい経営をしている事業とも言える。落合博満のバッティングとの共通点。

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